津田デンタルオフィスの津田忠政先生にお話を伺ってきました!


レーザー治療の先駆者と称される津田先生ですが、治療において一番大事だと考えている事はどんなことですか?

医療法人社団光揚会ラ・デントグループには、歯科医療を行う上で掲げている4つのコンセプトがあります。それは、まず第一に患者さんの体に優しい治療を目指すことであり、第二は先端機器と質の高いスタッフ、第三は適切な環境、そして第四が長期にわたり患者さんの健康を守ることです。患者さんの体に優しい治療を目指すために歯科レーザーは欠かせません。現在、医療法人社団光揚会ラ・デントグループ全体で17台のレーザーを導入し、先端治療を行っています。


レーザー治療を取り入れたきっかけは?

20年以上前に、ぜひ「新しい治療を見に来てほしい」と招かれたアメリカで、痛みが少なく、治療も早いレーザー治療を目のあたりにし、日本での導入を決めました。レーザーには、殺菌、止血、麻酔などの作用があります。一般的に歯科治療では歯を削るとき痛い思いをする患者さんもいます。初期の治療でレーザーを使用すれば麻酔なしでできます。また、麻酔をしても歯を削るときにある程度痛みを感じたり、治療後に傷んだりすることもあります。しかしレーザー治療なら、痛みいという大きなストレスを軽減できるのです。しかも止血作用で出血が少なく、殺菌作用で感染のリスクを抑えられるため、治癒が早いというメリットもあるのですから、レーザーの導入を迷うことはありませんでした。


インプラントにおけるレーザー治療も行っているとのことですが?

レーザーの持つ殺菌や止血、麻酔の機能を生かしてインプラント埋入時や2次手術、インプラントの周りの歯肉の整形などに用いています。現在、多くの患者さんにインプラント手術を実施していますが、歯がまったくない方に対して、4本のインプラントで上顎や下顎のすべての歯を支えるオールオン4も行っております。朝、手術したら、その日のうちに仮歯が入り、噛むことができます。このオールオン4にレーザーを使うと、骨の再生が早くなりインプラントがしっかり固定できます。レーザーの活用でインプラント埋入時の歯肉の腫れも極力抑えることができます。


患者さんに向けてメッセージ

口腔内の健康に対する意識が高まりつつあるいま、歯科医に期待される役割は大きい。当院では一般的な歯科治療もしっかり行っていますし、歯のメンテナンス、予防処置、トゥースクリーニングなどにも力を入れ、歯を全身の健康に結びつけてもらう取り組みをしています。皆さんには、子どもの頃から歯のケアや食べることに関心をもってもらい、高齢になって歯のトラブルが増えても治療やケアで口腔内の環境を整え、豊かな人生をまっとうしてもらいたい。それを実現することが、私たち歯科医の仕事だと思っています。
 

略歴

1975年  日本大学歯学部 卒業
1980年  日本大学歯学部歯内療法学大学院 卒業
1987年  青山 津田デンタルオフィス 開業
2007年  ワールドシティデンタルクリニック 開業
2009年  シティタワー品川 津田デンタルクリニック 開業
2010年  シティタワー豊洲 津田デンタルクリニック 開業

所属団体

日本アンチエイジング歯科学会 理事/日本レーザー歯学会理事 認定医 指導医/日本レーザー医学会 評議員/日本顔面インプラント学会評議会 評議員/神奈川歯科大学 非常勤講師/奥羽大学歯学部 非常勤講師 他

ドクターインタビュー – 津田忠政先生

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